!!var じゃ、StringからBooleanにはなりません

StringからBooleanにする方法をぐぐると、 !!varStr とか引っかかるけど、これやるとどれでも true にありますのでやめましょう。

文字列比較するのが一番良いですが、booleanが渡ってきてもいいように一応toString()しておくと良いと思います。

   var varBoolean = varStr.toString() === "true";

こちらからは以上です。

自分の「あたりまえ」を他人はあまりやってくれない

僕は何かしらの契約をする時に、やりとりをメールでお願いしている。理由はエビデンスを残すためだ。言った言わないを言い出すのは非常に不毛だし、どういう予定だったのかを見返すにもメールのほうが便利だ。職業柄メール文化に慣れているのでちょっとした質問ならすぐに返ってくるだろうと思ってメールするのだけれど、返答がすぐに帰ってくる人間は非常に少ない。悪いときだと「あなたのお名前はなんといいますか?」ぐらいの質問をしても丸2日待たされることもある。営業という職業柄、電話でのやり取りに慣れているというのもあるのだろうが、それにしても常識的に考えて返答が遅すぎるのではないかと思ってしまう。

また別のケースだと、メールで連絡しても電話で返ってくる時がある。堀江さんではないが、電話してくるなよと思いながらも出て話をした後に、「今話した内容を忘れると嫌なのでメールで送っておいてください」と言うのだけれどこれが守られることがほぼ無い。向こうとしても、客と言った言わないで揉める要因を減らすという利点があるはずなのにやってくれない。1日ぐらいたってから、やんわりと指摘すると、さも今作っていましたと言わんばかりのメールが返答されてしばらくしてからメールが来る。絶対忘れていたか、やりたくないから有耶無耶にしようとしていただろうと内心は思うわけだけれどそんなことは言わない。

僕の中で、連絡が来たら連絡を返すというのは「あたりまえ」だし、返答は早ければ早いほど相手の心象は良くなるだろうから、もし僕が営業だったら連絡をすぐにかえすというのは必須でやらなければならないと考えるだろう。しかしこの「あたりまえ」と思っていることをやってくる営業はかなり少ない。というか今まで接した営業は誰ひとりとしていない。これは僕の「あたりまえ」のレベルが高いからなのか、それとも「あたりまえ」を出来る人間が世の中には少ないのか非常に難しい。

別に結論はないわけだけど、相手が書いてきたメールの意味がわからなかったので「こういう意味ですか?」と質問したメールの返答が1日たっても帰ってこないのでイライラしてこの文章を書いている。自分の「あたりまえ」を人に押し付けるのは良くないと思うが何か調べ物をするわけでもなく、自分が作る出した文章の意味を問うているのに返答にそれだけ時間がかかる意味がわからない。「はい」か「いいえ」だけでいいのにどこにそんな時間がかかるのだろう。もしかしたら放置プレイをされているのかもしれないが、相手はまだあっていないためきったないおっさんの可能性も否定できない。というかその可能性のほうが高いのだろう。僕は少なからず残っているであろう、いまやり取りしている相手が石原さとみという可能性を想像しながら放置プレイに耐えてみようと思う。

「君の膵臓を食べたい」が好きな人におすすめしたい – 屋上のテロリスト

読んだ。男性版少女漫画だなと思った。

ざっくりあらすじを書くと、女子高生テロリストの話になる。もし、日本がポツダム宣言を受理しなかったと仮定して、今の北朝鮮と韓国のように北日本と南日本に別れたパラレルワールドが舞台となり、あからさまに北と南の作りが朝鮮半島を意識させているなと感じた。やはり想像しやすいというのは物語を理解する上で重要なので、実際存在する対立関係を使って書いているのはすごく良いと思う。

この話を読むと「君の膵臓を食べたい」を思い出してしまう。あまり活発ではなく覇気がない男の子が、活発で自己中な女性に振り回される。しかし、女性は人気者で顔がよく少しづつ女性に轢かれていってしまうという少女漫画を真逆にしたような設定が非常に近い。男性が女性化しだしているとよく聞くが、それにともなって男性も自分が主人公の少女漫画を読みたいと考えるようになってきたのかもしれない。

結末がすごいという評判で読み出したこの本だが、べつに結末は普通だと思う。途中からこうなるだろうと予想したとおりに話が進んでいくので読んでいてストレスはない。読みやすい文章とわかりやすいシチュエーションと流行りの人間関係を上手く使っているこの本は読み手を選ばずに好まれるのではないかと思う。僕も結末での裏切りを期待して手に取った本ではあったが、期待を裏切られたにも関わらず面白く読めた。おすすめできる本だと思う。

挑戦的な文章構成で読み手を選びそう – 殺意の対談

読んだ。挑戦的な書き方だなと思った。

この本は短編集でインタビューされている人間の心の声を記載しながら、途中途中で回想が入っていくという挑戦的な文章構成になっている。僕はかろうじて受け入れることが出来たけれど、なかなかすっと頭に入ってきにくい構成なので読む人を選ぶ作品だと思う。「殺意の対談」というタイトルだけに、対談中に言葉ではニコニコと話しているくせに裏側では殺意を抱いている裏表の描写や、対談している人間の視点が切り替わったときの見え方が180度変わってしまうストーリー展開は非常にうまいと思う。さらにバラバラに見える対談が最終的に一つになっていく様は玄人好みしそうな話だとは思うが、作者のドヤ顔が文章に透けて見える感じを受けてしまって別にそこまでしなくてもいいんじゃないかなと思わなくもない。

この作者は「神様の裏の顔」という本を読んでから新作が出る度に手にとって読んでいるわけだけれど、今のところ2冊読んで「神様の裏の顔」を超える面白さを感じることはなかった。だからといってこの本が面白くないというわけではなく、「神様の裏の顔」という作品が僕の好みにあっていて、非常に面白かったと言うだけなので、この挑戦的な文章構成が受け入れることができるのであれば読むに値する本だと思う。体に合わなかったらやめるぐらいの軽い気持ちで、最初10ページぐらい立ち読みしてから買うことをおすすめしたい。

砂に怖がらずに最後まで読んでほしい – 砂の女

読んだ。砂の描画が怖いし痛い。

ざっくりとあらすじを書くと「砂に埋れた集落に監禁された男の話」になる。とにかく砂が出てきて目を開けられないとか、汗で砂が湿ると体に張り付いて化膿するとか、つばが砂に座れて喉が渇くとか、うがいをしても砂が残るが喉の渇きに耐えきれずに砂ごと飲むとか、砂に関わる記述が生々しくて非常に怖い。閉じ込められる恐怖と砂による追い込まれ方とわけの分からない村人との会話といい僕だったら発狂してしまいそうな状況だ。

そんな恐怖に満ち溢れた物語だけれど、読了後はなんとも言えない気分になる。今いる自分の環境は砂に埋れた集落より良いのかもしれない。しかし、僕がいる環境よりもいい環境というのはいくらでもあるだろうし、その僕よりもいい環境に住んでいる人間からしてみれば僕はなんと恵まれない人間なのかと馬鹿にされるのかもしれない。結局人間は自分が与えられた環境でいかに幸せを感じながら生きていくかでしかなく、過去でもなく未来でもなく今を楽しむのが良いのだろう。

今いる環境をどうにかしようと未来に向けて生活するのもよいが、目指すべき未来にむかうよりも楽しく幸せな現実がすぐそこに転がっているのかもしれない。現在の状況というのは自分から見れば辟易するようなものかもしれないが、他人から見れば喉から手が出るほど欲しいものかもしれない。どんな環境であれ、直ぐそばにある幸せを感じることができるアンテナを張り巡らせる方が、生活水準を向上するためにもがくよりも豊かで楽しい人生を歩めるのかもしれないと思わされた。

読む音楽 – 蜜蜂と遠雷

読んだ。文章力に圧倒された。

ざっくりしたあらすじは音楽コンクールの人間模様になる。この本は本屋大賞と直木賞のダブル受賞というネームバリューとカードのポイントが余っていたので普段は買わない本を買おうという不順な動機が相まって買ったわけだけど、好みの話ではないが読んでよかったなと思うことが出来るぐらいの内容ではあった。音楽コンクールの話なので「音」についての記述が頻出するのだけど、音楽という物をここまで文字で表すことが出来るのかと驚愕した。読んでいて情景が浮かんでくるというのはよくあるが、「音」が聞こえてくる、しかも僕はクラシックなどほとんど聞いたことが無いにも関わらずクラシックの音楽が聞こえてきそうな文章というのは初めて読んだ。ここまで文章で表してしまったら、本屋大賞とか直木賞とかとるわなぁと思わず納得してしまう。

内容的には綺麗な話だなと思う。登場人物がほとんど天才だけれど、正統派の天才と突然変異型の天才の対決というのもなにかいい。悪く言えばありきたりの人間たちが出てくるわけだけど、すべての人が個性的で感情豊かですんなりと自分の中に入ってくる。努力型の凡人もちゃんとでており、こういう対決物としてよく浮かぶ人間のタイプはだいたい網羅されてる感がある。きれいな文章で綺麗な音楽を聞きたい人にはおすすめの本だと思う。

読了後に何を感じるのだろう – 豆の上で眠る

読んだ。映画に向いてそうな話だなと思った。

あらすじをざっくり書くと「姉を誘拐された妹が実家に帰省しながら誘拐されたことを思い出していく」話になると思う。湊かなえさんだけあって読み進めていけばいくほど続きが気になり引き込まれていく。最後にきっちりとオチがあるんだけれど、最終的に読者に投げかけてくる問いかけが非常に映画受けしそうなテーマで、映画化されることを前提として書いてたりするのかなと思ってしまった。

本の題名にも使われている「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」というのは実在する童話のようだが僕は読んだことはない。豆の上に轢かれた布団の上で寝たときに、違和感を感じることができれば普段いいところで寝ているのでお姫様だとわかるというような話のようだが、この違和感がテーマの話を主題としてもってきているのも読み終わるとなるほどと思ってしまう。非常に面白いとまでは言い難いが、最終的に読者に問を投げかけるという終わり方が良くて家族関係に疲れた時に読むと良い一冊なのかもしれない。

私があなたであなたは私で – プリデスティネーション

見た。最後に向けての怒涛の伏線回収はすごいと思う。

ざっくりあらすじを書くと「タイムスリップして爆発犯を探す話」となるのだけど、そんなことはどうでも良いと思うぐらい中盤から終盤にかけての話の引き込み方がうまいと思う。場面場面がなんでこんなシーンを流してるんだろう?という話の連続なのだけれど、点がつながった先に完成する絵を見た時には理解に苦しむと思う。がしかし、理解した時には驚愕といろいろなシーンの伏線がわかりそう。

もう一回見れば面白いのかなと思わなくはないけれど、もう一度みたいと思えるほどは面白くはない。しかし、この難解でありながらも挑戦的な仕掛けは体感して損はないと思う。

ボタンを押したら誰かが死ぬ – 運命のボタン

見た。あらすじは好きだった。

ざっくりとあらすじを書くと「押したら大金が手に入るけど誰かが死ぬというボタンが届いたら人間はどうする?」となる。ボタンを渡しにくる人間の顔が欠けているのが不気味さを増幅していていいんだと思う。こういう話が好きで見つけたら見てるせいか、設定も流れも終わり方も既視感がいなめない。こういう類の話を最初に見るには良いのかもしれないけれどよく見ている人にはあまりおすすめしない。

ボタンを押したら何かが起こる系だと「5億年ボタン」とか「スイッチを押すとき」とかが有名なので、この作品とどっちをおすすめするかと言われれば後者となる。どうしても大金と死を天秤にかけてしまうと知らない人と知ってる人だと命の重さに違いはあるのか?とか、どれだけのお金が人の命と釣り合うのか?みたいな主題になりがちで展開が広がりづらくてむづかしいのかも知れないなと思った。

苦手だった作家が好きになった – リバース

読んだ。今までに読んだ本の中でベスト5に入るぐらい衝撃を受けた。

ざっくりあらすじを書くと、学生時代に犯した過ちを告発された主人公が真相を探す物語になると思う。うだつのあがらない主人公が真相を探してもがいている様は明日に向かって進もうとしている人間の様に見えて非常に共感できる。最後に伏線を回収していくのは気持ちいいしなによりオチがすごい。そんなばかなっと読む手が思わず震えた。読了後の気持ち悪さはひどいわけだがそれを差し引いても呼んで面白かったと思える。リバースというタイトルの意味が最初はわからなかったが、妻と話をしていて「主人公は最初に戻ったんだよ」と言われて腑に落ちた。なるほど。彼はずっともがき続けるしかないのだろう。

この話には救いなんて無い。もがき続けた結果わかったことはじっと耐えるしか無いということなのだろう。すべての事柄が空想で終わっているはずなのにここまで気持ちよく、気持ち悪く終りを迎える本を僕は知らない。ぜひとも読んでもらいたい一冊だと思う。